夏休み林業体験最終日(3日目)は、中之郷生産森林組合所有林で、チェーンソーを使っての丸太切り(体験)、受け口・追口・伐倒・枝払(体験)を行いました。
チェーンソーの経験度合いに応じて、チェーンソーの使用経験が全くないグループと少し経験のある人たちグループの2班に分かれ、1日目に伐倒した木材を利用して丸太切りを行いました。使用経験のないグループでは、チェーンソーを始動させるところからはじめ、ブレーキレバーの解除、丸太切り(「上からの切断」と「下からの切断」)を行いました。途中には、目立ての重要性や目立てのやり方についても学びました。
もう一つのグループでは、山林での木材の伐倒経験はないものの、チェーンソーを少しでも使ったことのある人に集まっていただき、伐倒体験をしていただきました。
実際に、地域おこし協力隊(OBも含む)の方から、直接ひとりひとりに丁寧に教えてもらいながら、作業手順を確認していきます。伐倒方向の確認、受け口・追口の入れ方、くさびを使った伐倒、枝払い、造材といった手順を踏みます。
体験される方の様子を見てみると、受け口・追口の位置の把握、山の斜面で足元が不安定な状態で水平に切り込みを入れることに苦戦されているようでしたが、受講者1人に対しマンツーマンできめ細かな指導がなされ、手順を確認しながらの作業でしたので、理解を深めながら体験いただけたと思います。
午後からは、森林文化センターで体験活動のふりかえりと意見交換会を行いました。参加された方に加えて、今回指導をいただいた地域おこし協力隊の方も中に入っていただいて貴重な意見をいただきました。受講者にとって良い体験となったこと、サポートをされた協力隊の方からも今後の協力を申し出ていただいたこと、良いご縁になったと思いました。今後も活発な交流が広がることを願います。