「森カツことはじめ2023連続講座・第1回作業アイテム入門」を開催しました。
講師は岐阜県森林文化アカデミー講師の江崎尚史さん。「ノコギリ・ナタの取扱い」について事前講義と現場での作業を通して学びました。江崎先生は建築関係の仕事に就かれておられたそうですが、家業の2代目として跡を継がれています。子供のころからお父さんから山の仕事を学ばれ、山での作業の危険性を熟知されておられます。法令関係はもちろん、実際に山でケガをした経験などを通して、手工具のメンテナンスから、現場での立ち振る舞いなど、日ごろ聞けない貴重なお話を聞かせて頂きました。とても道具を大切にされており、ノコギリの目立ての方法なども教えていただきました。チェンソーや伐倒でケガをされることが多い業界だと思いますが、手工具によるケガもとても多く、手工具を抜き差しするときのケガが殆どだともお聞きしました。道具を大切に扱うことが基本なのだと実感しました。
また、伐った後の木の根っこに倒れることで胸に突き刺さり、命を奪われる例もあったそうです。手工具を使った山での作業の危険性と、作業方法を学ぶことはとても参考になりました。