2020年9月24日(水)【金居原の大地と森をめぐる】金居原フィールドワーク「土倉鉱山の歴史をたどる近代化遺産入門」を開催。
「金居原の歴史と森を守る会」の山田洋さんに講師に迎え、土倉鉱山の近代化遺産について学ぶ機会を得ました。
まず集合場所の合歓の里で、鉱山の図面や模型・当時の資料を確認してから土倉鉱山跡へ向かいました。あらかじめ、参加者の皆さんには土倉鉱山見取り図を含む資料をお渡ししておりましたので、その地図を見ながら(例えば、選鉱場や事務所・飯場・浴場・配給場など)かつて立っていた建物の位置を確認することができましたと思います。ただ、現在の遺構とは古い時代の見取り図であったようで、実際の場所と図とは少し異なる部分がありましたが、稼働していた当時の様子を思い浮かべるには充分であったと思います。加えて、山田さんに丁寧な解説をしていただきましたので、より理解が深まったのではないでしょうか。
その後、森を後にして「金居原ふれあい館」に展示している鉱山稼働時の写真を見せていただきました。写真にみる現在の遺構は、当時の日常風景をとらえており、往時の人々の笑顔にあふれていました。今回のフィールドワークでは、見取り図をみて、現在の遺構と照らし合わせて、日常生活の様子を写真で見ることで、とても感慨深く土倉鉱山の歴史をたどることができたと思います。